
いつもお邪魔しているブログの管理人さんは「たら本」に参加している方が多い。昨年の七夕にpicoさん、四季さん、ワルツさんたちと食事会をした時も「美結さんはたら本に参加していかなったのは意外」と言われました。なぜか、たら本参加者の雰囲気を醸しだしていたワタクシ。今回が初めての参加になります。よろしくお願いします。
「主催者たらいまわし方式でやってみる、本のトラックバック企画!」、略して「たら本」。
過去のたら本はこちら。
今回はおかぼれもん。のpicoさんから出題「音とリズムの文学散歩」。
以下引用です。
●小説に登場した心を捉えて離さない音楽
●または小説の世界に興味を抱き実際に聴いてみた音楽
●好みの音楽が登場して親近感が沸いた小説
●小説に登場する気になる音とリズム、オノマトペ
●文体のリズムが踊り小説自体がすでに音楽と化している
●小説に感化され楽器(音楽)をはじめたくなった
などなど、音楽を感じ音楽を抱きしめた文学を教えてください。
春の足音とか、そのオノマトペはどうなのか等のつっこみも大歓迎!
まずは美結が選ぶ「たら本ヒットチャート」
第1位 『五分後の世界』 音楽家ワカマツが演奏するテーマ『クレッシェエンド』。
第2位 『希望の国のエクソダス』 風力発電の音と共鳴する坂本龍一の曲。
第3位 『ケッヘル』 K447
第4位 『永遠の森 博物館惑星』 九十七鍵の黒天使が奏でるラヴ・ソング
第5位 『ハルモニア』 由希のチェロソロコンサート
小説の中でしか聴くことが出来ない音楽を中心に選びました。
この5曲の解説と、惜しくノミネートできなかった音楽も紹介。

村上龍『五分後の世界』
5分間ずれた世界は第二次世界大戦が終わらず、日本は戦争をしていた。
その中で音楽家ワカマツがコンサートする場面が凄く印象的で、ワカマツのモデルは坂本龍一しか考えられない。YMOリアルタイム世代の方とこの本の話題になった時も皆が口を揃えて「サカモトだよ」と言った作品。もし映画化するなら、ワカマツ役は教授で、サントラも担当して欲しい。この曲が聴けたなら感激。

村上龍『希望の国のエクソダス』
共同体のお話で、風力発電の音を緩和するため、坂本龍一(実名ででてきます)が音楽を作曲し、羽と音楽が共鳴する。もし、今後、教授にこのような依頼が合ったらならどんな音楽を作るのでしょう。是非、聴いてみたい曲。

中山可穂『ケッヘル』
多くのモーツァルトの曲が出てきます。音楽と小説といえば、この本といっても過言ではないでしょう。思春期の少年が全裸でホルンを演奏。ちょっと聴いてみたいですね。中学時代、ブラスバンド部に所属しホルンを担当。しかし、残念ながら音楽的才能はありませんでした。金管楽器でもホルンは特別な存在。そんな記憶も甦る小説でした。

菅浩江『永遠の森 博物館惑星』
八十八鍵のノーマルなグランドピアノより一オクターブ音域を広い、「九十七鍵の黒天使」の名を持つグランドピアノ。このピアノの演奏シーンはとても美しくて感涙しました。ミューズが微笑んでいます。

篠田節子『ハルモニア』
サヴァン症候群の由希がチェロを通じて意志表現をします。チェロが上達していく過程は、彼女の特性を無限なく発揮。ソロコンサートを聴きたくなりました。読後は少し切ない気持ち。

村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』
コインロッカーに捨てられたキクとハシ。ラストシーンのハシの歌声が印象的です。ハートビート。たら本チャートから外してしまったのが残念。

中森明夫『東京トンガリキッズ』
元宝島少女としてはコレは外せないでしょう。80年代の東京と音楽をキーワードに少年、少女の心情を著した短篇集。各章にはBGMが記載されています。
『坂本龍一になりたい』 アヴェクピアノ/坂本龍一
『午前一時の玉姫様』 蛹化(むし)の女/戸川純
は、かなり好き。
80年代サブカルチャー世代なら、思い出の曲があると思う。

古川日出男『ハル、ハル、ハル』
文体がリズムを刻んでいます。
『8ドッグス』から
わん。
わん。わん。
わん。
わん。
わん。
わん。わん。
こんな文体も
だ、か、ら。
発熱。平熱。発熱。平熱。発熱。そうゆう反復。おれは。
判断できたり。
判断不能だったり。
声を出して読むと、体感できると思います。
今回、参加しようと思ったかきっかけは、バーナーを作成しているAZblogはんなり、あずき色のoverQさんのヒント。
ヒントは、
「ぼくには<始めと終り>があるんだ。こうして、長いあいだ、空を見ている。…、いつまでも 続く、…。 踊っているぼくを、君は、見ている。」
「・・・」が埋めることができてしまった。答えは「音楽」。
この歌詞は坂本龍一『未来派野郎』に収録している『Bellet Mecanique』の一節。

このヒントに反応したのは、主題者のpicoさんとわたし。
だから、教授がらみの本を選んでしまったのでした。
このコピーが懐かしいね。
新潮文庫の100冊 〜 ひとりになったら本を読む 〜
教授がCMキャラクターをしていました。
そして、年月が流れてネットで「本」と「音楽」で「邂逅」。
音楽と文学は、頭の引き出しが隣みたい。



















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たくさん挙がってますね。そうか、美結さんならやはり坂本龍一ですね。そして友である村上龍。
なるほどー。
僕が読んだことがあるのは『コインロッカーベイビーズ』と『五分後の世界』の二冊です。だいぶん昔ですが。
龍以外に挙げていらっしゃる本も気になります。
音楽をテーマに据えた小説ってそれだけで食指が動きます。うーん、なんでだろう。
あ、そうそう。
美結さんがたら本初参加って軽く驚きました^^
やっと、腰をあげてくださいましたね。
たら本、初参加、ありがとうございます。
今回は、美結さん、参加してくださると嬉しいな〜と密かに思っていたら、overQさんのあのヒントでしょ?もぉ、びっくりしました。(笑)
そしてそして、このラインナップに大ウケしてます。
他は、美結さんあげてくださったのでよいので大満足!美結さん、ありがとうございます!
でもでも、ハシを忘れていた自分にすごくショックをうけてます。うっぅううううう。
も1回、参加者としてエントリーしちゃおうかしらん。。。(え)
永遠の森〜は、いぜんから読みたいと思っていたので、これを機会に読みます。楽しみ〜♪
overQさんにヒントから強烈で、教授がらみで親交が厚い村上龍作品を選んでしまいました(笑)
『コインロッカー』も読んだのは20年以上前、鮮烈でそれ以来ファンです。
本の中で実在する音楽があると、そこからイメージがしやすいのかもしれませね。
でも、あえて架空の音楽でを空想するのもたのしいので、挙げた本は興味があれば読んでみてね♪
お題を決定時に、想って下さったのですね。
お題とヒントに吸引されて参加しました(笑)
喜んでもらえて嬉しいです。
『コインロッカー〜』は初めて読んだ村上作品。
ラストシーンは名場面の一つですよね。
もう一回ヴァージョン2で記事を書きますか?(^_^;
記事内にはちゃっかり教授の楽曲がいくつか書いてしまった。
『永遠の森』は美しいので、読んだら感想を聞かせてくださいね。
すごいです。私は今こちらに寄せてもらって答えが分かって、尊敬と賞賛を送ってます。(*^。^*)
って、勿論overQさんの謎かけです。教授の『Bellet Mecanique』から「音楽」だったなんて。素晴らしい!それにちゃんと絡めてエントリーされてるのもステキです。
流石が美結さんは、筋金入りの教授ファン♪
『ケッヘル』からはホルン協奏曲を選ばれたのですね。明るくてよい曲ですね。素っ裸で吹いて歩いてる彼の姿がまたいいんですよね。その頃が二人は一番幸せだったかも、、と思います。
美結さんもホルンを吹かれるのですね!(*^。^*)
このヒントに誘われて、たら本初参加です。
教授の音楽が好きで、本を読んでいたら、たら本に参加している方と邂逅できました。
YMOの曲で『邂逅』ってあるんですよ(笑)
中学時代だけホルンを吹いていましたが、才能がなかった(^_^;
『ケッヘル』からの選曲は印象的なシーンで、誕生日の数字から選びました。
picoさんのお題に感謝。
初参加ですね! お待ちしておりました。
ほんと初参加というのが未だに驚きなんですが。(笑)
「永遠の森」は、私も思い出してましたよ〜。
あのピアノも印象深かったし…
この作品、全編通して音楽が流れていますよね。音のない音。
すごく好きな作品です。
「コインロッカー〜」のハシの歌声も懐かしい〜。
あと、古川さんは、私は「沈黙」を思い出してました。
「ハル、ハル、ハル」、楽しそうですね。
未読なので、今度ぜひ音読しながら読んでみたいです。
私もこの度初めて参加してみたのですが、
美結さんのエントリの「永遠の森」に、あっそうだ、これもあった〜!と反応してしまいました。^^
それから、ヒントのことは全く知らなかったのですが、こちらで教授のこの曲を久しぶりに目にして、つい口ずさんでしまいました。(笑)
私の声で歌うとちょっと…なのですが(汗)、可愛らしい歌ですよね。
たら本界隈では、村上龍を取り上げる人がわりと少な目なんです。
えぐ味があるからかなあ…まあ、ほんわかとはしてないですからw
「果敢な挑戦」としてはすごい作品ばかりですが、
完成度のほうははなから捨ててるようなところもあって(笑)、
小説以外の物にもあれこれ手を染めて、
春樹さんとはだいぶちがうほうに行ってしまいました。
村上春樹が出現しなければ、もっとちがった作家になっていたかも…なんてことも思ったりします。
「はじめと終わりがあるんだ。」
私はじつは、その前の記事で、伏見稲荷の変なお稲荷さんから、初め(アルファ)と終わり(オメガ)の合一ということに取り憑かれていましたw
「オウム」というインドの聖なる音は、アルファオメガや、狛犬の「あうん」と同語源…という説。
はじめと終わりの合一…ということから、輪廻転生につながって、うちではそれをテーマに作品を取り上げてみたのですが。
(説明しないとわからない…爆)
すっかり神秘主義ブームな私です☆
待っていた、と嬉しいお言葉。
これからもよろしくお願いします。
『永遠の森』の世界は優美。
頭の中で綺麗な音楽が奏でられた涙しました。
ハシの歌声も外せまでした(笑)
古川さんは五感を刺激する作品が多いですよね。
『沈黙』や『サウンドトラック』など。
『ハル、ハル、ハル』は疾走感がいいです。
読んだら感想聞かせてくださいね。
>terikoさん
こちらでははじめまして。
『永遠の森』はtarikoさんも会ったことがあるG氏がセレクトしてくれた本です。
見事に嵌りました。
『Bellet Mecanique』ご存知なんですね♪
かなり嬉しいです。
メロディは中谷美紀の『クロニック・ラブ』が有名ですが、この曲ってメジャーじゃないと思うので、こういう書き込みがあると参加してよかったな、と思います。
たら本では村上龍作品は少ないんですね。
龍と春樹って比べられることが多いけど、お互い独自の道を歩み、それぞれ世界感が他に類がないのが魅力だと思っています。
overQさんの記事のコメントを読みながら、入れ子の入れ子になっているとあって、そうなんだと思った次第です。
神秘的な世界は好きですよ。
見えないものこそ、価値がある?(笑)
わーい、美結さん、たら本初参加☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆祝☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆
やっぱり美結さんは坂本龍一ですよね。
>ワカマツのモデルは坂本龍一しか考えられない。
ええ、そうなんだ、読んでみたいです。
当時、TVに出ないといわれていた坂本龍一が、
RYU'S BARには出演したんですよね。
「風力発電の音と共鳴する坂本龍一の曲」も聴いてみたいですねえ。
『東京トンガリキッズ』は私も読みましたよ〜。
美結さんは宝島少女だったのですね!
残念ながら、私は読んだことないです。
わー、今、調べてわかったのですが、
私の好きな片岡義男も編集長をやってたんですね。
音楽といえば坂本龍一です(笑)
たら本参加で、こんなに歓迎してもらうと嬉しいです♪
『五分後の世界』は、それ以前と作品と変わっていて転換期になります。
この内容ならLINさんも大丈夫じゃないかな、と思っています。
教授と村上は共作の著書も多いです。
確かに、教授はテレビのレギュラーになったことはないから、トーク番組もなにかの宣伝をかねて出演することが多いです。
「宝島」読んでいたというだけ、ひととなりが判ります。
でも、「anan」と「月刊カドカワ」も同時期に読んでいました(笑)
このころが一番雑誌の購読数が多かった。
そのフレーズを口ずさむこともできたのだけれど、
何故自分がそれを知っていたのか
その元ネタ(誰の作曲の何と言う曲か)がわからず、
自宅の数少ない日本語歌詞付き曲のCDをひっくり返していたのでした。
そうか、そうか、教授のベスト版で聴いたんだわ。
あーすっきり。
で、たら本。
>村上龍『五分後の世界』
サカモトな話なのですか。知らなかった。
実は村上龍は全くの未読なのですが、
せっかくだからサカモト話を読んでみようかしらん。
ヒントの答えはサカモトの楽曲でした。
ファンのわたしが言うのも変ですが、ソロ作品より、サントラやCM曲などの依頼の曲のほうが知名度がある。
『US』に収録していますね。
こんなに「音楽」が判る人が沢山いて、少し驚いています。
『五分後の世界』のこのシーンは凄く鮮烈。
「LIFE」2種を観ている菊花さんなら想像がつきやすいかも。
読んだら感想を聞かせてね。