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2006年09月30日

秋の夜長、京極夏彦『邪魅の雫』を勤しんだ数日

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京極夏彦『邪魅の雫』読了。
発売から4日間で読み終えて、祭りが終わった気分。
この本は上に表示しているように、通常版と大磯・平塚地域限定版の2種類があります。わたしは通常版を購入しましたが、この限定版の表紙の裏側に大磯周辺の地図が印刷してあると、教えて貰いました。このことを聞くと大人買いしようかと悩みます。ただ、こちらのネットで購入した場合、小冊子『京極夏彦全作品作品解説書』は付きません。ただ、販促品なので、書店や本屋で尋ねれば、貰える可能性があります。この小冊子はこのシリーズの全作品を解説していて、今回、本を読むのに、役立ちました。登場人物等忘れていることがあるので。更に、京極氏自身が書いた妖怪詳説の絵は必見です。意匠家と名乗るだけあって、文才の他、絵の素養もおありになるんですね。そういえば、わたしが好きな作家は同じように絵を描いている人が多いです。村上龍氏は武蔵野美術大(中退)で新聞連載した『イン ザ・ミソスープ』で、ご自身が挿絵を描いていました。残念ながら、この挿絵は書籍化されていません。森博嗣氏も公式サイトでイラストを公開したり、絵本『STAR EGG 星の玉子さま』を出版しています。キャラクター像がはっきり構築されていて、且つ情景、憧憬描写が巧い作品が好きなのだと、確信しました。

さて、作品については何も触れていませんが、まだ、この本を読むことで体感したことは、まだまだです。

シリーズものなので『姑獲鳥の夏』から『陰摩羅鬼の瑕』までを読んで、この作品を読む方が多いと思います。『陰摩羅鬼の瑕』は、年明け早々に読み終えましたが、ブログに感想は書きませんでした。ネタばれしそうでしたし、読後感は、色んな意味があったので、わたしの心のうちの留めました。それから、外伝の4冊を読みました。感想はこのカテゴリーと同じ場所にあります。そして、『文庫版 百器徒然袋―雨』と『百器徒然袋 風』を読んでいてよかったと思いました。未読の方はこちらを読んでからのほうがいいような気がします。

お待たせしました。大雑把な内容です。
昭和20年の夏、江戸川河川敷で中毒死した男性の遺体が見つかる。その1週間後、大磯海岸で女性の中毒死の遺体が見つかる。この女性は偽名で生活をしていて、このふたりには、なんの接点も捜査上見つからない。そして、またも殺人事件が起きる。捜査は難航。あの男が立ち上げる。
「邪なことはすると−死ぬよ」とは?

以下、ネタばれはしないよう感想をかきますが、先入観なしに読みたい方はここまで。








事件は混沌していて、読むものを混乱させます。
これだけの分量を一気に読んでしまったのですから、面白いです。
やはり、京極堂の世界観が好きです。
最後の見開きのページを読み終えた時、雫が。。。
登場人物の内面も垣間見れ、シリーズものの醍醐味を味わいました。
ニックネーム 美結 at 11:25| Comment(2) | TrackBack(1) | 京極夏彦
この記事へのコメント
うわ〜美結さんの感想だ〜(嬉々)

今、他の本を読んでるんですけど、哀しいくらいに集中できません。
しばらくは、海を彷徨ったほうがよいのかもしれません。
美結さんは、百器/雨・風を読んだばかりなのですね。
邪魅は百器/雨と重なるんですよね。
榎さんの心の動きがよりよく見えたのでは。と思います。
偶然にも、瓶長は私的おきにいりなので、覚えていてよかったです。
つながりますよね。
Posted by pico at 2006年09月30日 15:15
>picoさん
わたしもほうけてます。
曇天なので、余計に。
一緒に海を見に行きましょうか?
で、語り合いたい。
瓶長は印象的だったので、鞭と同様にうなずきました。
ふぅぅ。
Posted by 美結 at 2006年09月30日 15:28
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文庫版 姑獲鳥の夏 |京極 夏彦
Excerpt: 導入部分かなり読むのが辛かった。もしかしてずっとこんな調子で最後まで行くのかと心配したりしました。だけど物語がやっと動き出した辺りから続きが気になってかなりの長いページ数を楽に読み進める事ができました
Weblog: ミステリー倶楽部
Tracked: 2007-02-08 21:25